CASE STUDY 事例紹介

トラブルに陥っていた会計システムの改修と連結決算の準備も完了

業種 総合商社
国籍 ドイツ
規模 100名
売上 200億円

お客さまの事業について

時代の「先進性」を追求した幅広いビジネスを展開

ドイツ系の外資総合商社として半導体、産業機械、事務機器など欧米諸国から先進性のある製品を輸入販売することに加え、不動産や保険関連のビジネスも手掛けるなど広範囲な分野での事業を展開している。

お客さまの当時の状況・課題

複雑なエクセルの多用で、IFRS連結決算に時間が掛かり過ぎていた

お客様は多数の国内子会社をお持ちの外資系企業ですので、親会社向けのIFRS連結決算と日本基準の連結決算の2種類を作成する必要がありました。それら連結決算の作業工程で多用していたエクセルは複雑になり過ぎており、連結決算に多大な工数がかかっていました。
そのため経理部として決算作業と監査対応に多くの時間が掛かり、本来の業務である経営分析や計数管理に割く時間が取れていませんでした。

かえで会計が考えた進行のポイント

複雑な連結決算作業工程の見える化!

お客様の事業領域が益々拡大し、会計基準も高度化する中、ここ数年は特に連結決算が非常に複雑なものとなり、作業負荷の増加に歯止めがかからない状況になっていました。
そこで、作業効率が悪くボトルネックとなっている部分を洗い出すために、複雑な連結決算の作業工程を“見える化”することにしました。

  • エクセルフォームの見直し

    エクセルが担当者ごとに属人化していました。どの担当者が作業を行っても、作業の流れが、分かり易いようにエクセルの作り方にも工夫をしました。たとえば、エクセルに手入力されていている数値の出所が分かるようにしたり、エクセルのフォームを標準化したり、エクセル関数による自動化を進めました。

  • 期日管理の徹底

    重要なタスクについては期日管理を徹底して行い、リアルタイムで各作業の進捗状況が把握できるようにしました。また、重要な会計上の課題については、決算が始まる前に外部監査人と協議し具体的な処理方法まで合意していただくように改善しました。

  • 親会社との質問・回答をエクセルで一元管理

    親会社の経理担当者から多数の質問が寄せられる際、担当者ごとにメールでやり取りされており、他の担当者にも親会社から似たような質問が来ることも多かったため、親会社とのやり取りに掛ける時間と手間を減らすため、質問と回答をエクセルで一元管理できるようにしました。

お客さまの声

外部監査も難なくクリアし、ドイツ本社からの質問も激減し大満足!

組織再編の際、IFRSに基づく公正価値算定をするにあたり「適任者がいるよ」と監査法人の先生から紹介され、実際にお会いし知識量の多さと誠実さを感じて依頼。
英語が喋れるだけでなく、わかりやすい資料の作り方やファイル管理能力も優秀。厳しい監査もクリアし、何より監査法人の手を煩わせなかったというのが良くできた証拠。ドイツの親会社との質疑応答も激減し、ドイツの経理担当者も大満足。
今後はIFRSの第一人者として実務部分でのアドバイスに期待しています。

決算チーム担当者

  • 「適任者がいるよ」と紹介され、知識量の多さと誠実さを感じて依頼

    岡村先生との出会いは3年前に遡ります。当社の子会社が組織再編する際、IFRSに基づく公正価値算定を行ってくれる専門家が必要だと言われ、我々が自前で探そうとしましたが、「適任者がいるよ」と監査法人の先生からご紹介いただいたのがきっかけですね。他にも何社かノミネートはありましたが、知識量の多さを感じさせてくれこととすごく誠実な印象を受けたため依頼することに。
    実際の取引でも非常に丁寧に対応していただき、当時は部分的なお取引でしたが、当社全体の決算についても手が回らないところがありましたので、その中のひとつの業務を一昨年からお願いしました。
    我々が外資系の日本法人ということで、日本基準による税務申告や連結決算を行った後、親会社向けに決算を取りまとめてレポートを出す作業が毎年あります。その作業がとても大変でしたので。

  • ドイツの親会社との質疑応答が激減し担当者も大満足!

    かえで会計さんは皆さん英語が喋れますし、海王さんという上海出身の女性会計士の方はズバ抜けて能力の高い方でした。我々がドイツの親会社とコミュニケーションを取る際、IFRS経理上の専門用語などはやり取りが難しいですが、最終的に親会社に資料を渡す際の質疑応答も一生懸命にやっていただきすごくありがたかったですね。
    お恥ずかしい話ですが、以前はあらゆる作業の提出が遅く、内容の精度もあまり高くはありませんでした。ですので、どうしても監査の要求通りにできない部分があり、かえで会計さんにはその辺を汲んで早めに作業をスタートしていただいたお蔭で、スケジュールも間に合いましたし、監査に対する指摘事項や親会社からの細かな質問が激減し、親会社の担当者も大満足していました。

  • 監査法人の手を煩わせなかったのは良くできた証拠

    かえで会計さんはITシステムの部分でも造詣が深いですね。事務機器のディーラービジネスに特化して事業を立ち上げた際、導入したディーラー向けの管理システムが上手く機能せず結構トラブルがありました。
    その際も、まだできたばかりの会社で監査を正式に受けていなかったため、「これで本当に監査が通るのか?」という心配がありましたが、かえで会計さんに取引が進んでいくフローを仕訳ベースで細かく検証していただき、直したものを再度見ていただきおかしなところを指摘してもらい、ひとつひとつ潰していく細かで地道な作業を寝る間も惜しんでやっていただきました。
    最近では会計もシステムに拠るところが多いので、我々も手に負えなかったので、その辺は丸投げに近かったですね。全般的に手のかかる作業をお願いし、それほど引継ぎをしたつもりはないのですが、多分、過去にあった作業をひも解き理解していただいたのだと思いますが、作業が非常にスムーズに進みました。監査においても監査法人の手を煩わせなかったというのが良くできた証拠なのでしょうね。

  • 資料の作り方が非常にわかりやすくファイル管理能力が優れている

    今年は去年作成していただいた資料をベースにしていますが、日本基準からIFRSに変更するための基礎資料があり、それを見ながら作成しています。それほど単純ではないはずなのに資料の作り方が非常にわかりやすく、直接説明を受けていないにも関わらず、仕組みやこうして作っていくんだなということがわかるので作業がしやすかったですね。
    お陰様で去年やっていただいた作業の効果が今年も続いていると実感しています。もし去年、かえで会計さんにお願いしていなければ、ここまでスムーズにできていたかどうかは疑問ですね。本当に感謝しています。
    こちらからお渡しした様々なデータや管理の整理整頓が非常にしっかりしていて、日々の進捗が一目でわかるようになっていて、ファイル管理能力が優れているのを感じます。

  • 今後はIFRSの第一人者として実務部分でのアドバイスに期待!

    ITシステムの改修プロジェクトの後に先ほどの親会社向けの資料作成をお願いしたり、場面、場面でお願いすることが多いですね。その後もM&Aや税務、会計など、専門的な海外や国内の買収など我々が外資系企業という少し特殊な会社なので、何かをやる際に専門的な知識が必要になることがよくあり、監査法人や顧問税理士に聞いたりもしますが、かえで会計さんはその辺を両方兼ね備えていますので、適宜、アドバイスを頂戴しています。今後は我々が海外投資や国内での事業再編などを検討していく中で、会計面、税制面、税務面でのアドバイスをお願いしていくと思います。
    岡村先生はIFRS(国際会計基準)の第一人者ですので、その辺の将来的な動向やIFRSが日本で強制導入となった際には、実務の部分で色々とアドバイスをいただき、必要に応じて手を入れてもらうということになってくるだろうと思います。